iMac G5の電源ユニット交換手順

iMac G5の電源が入らなくなったり、すぐに落ちるようになった
場合、電源ユニットの故障が考えられます。
電源ユニットは、21000円前後で部品として入手することができ、
丸ごと交換することで、iMacが正常に起動するようになります。
iMac F.A.Q. iMac G5で電源が入らない、すぐ落ちる。
もご覧ください。

それでも起動しない場合は、ロジックボードや、ハードディスク
の交換が必要なこともあります。(私は、ハードディスクの交換
も必要でした)

ここでは、初代iMac G5 20インチ 1.8GHzの電源ユニットの
交換方法についてレポートします。

まず、iMac G5の液晶面を下に向けてやわらかい場所に置きます。
ボディ下面の左端、中央、右端にねじがありますので緩めます。
ねじは、完全に取ることはできません。回せなくなる位置まで
回します。赤い丸のついた箇所にねじがあります。

下面の穴は、空気の吸い込み口になっており、ホコリが溜まり
やすくなっており、放置していると、オーバーヒートの原因に
なります。定期的に掃除機などを使用してきれいにしましょう。

ねじを緩めたら、下側から裏ぶたを持ち上げます。
すると、裏ぶたを取ることができます。
電源ユニットが見えてきました。

赤丸のついた3か所のねじを外します。
中央と右のねじは完全に外れますが、
左端のねじは、途中までしか外れない構造になっています。
左端のねじは、新品の電源ユニットにもついていますので、
このままでかまいません。

次に赤い四角の枠で囲ったコネクタを外します。
中央のフックを起こしながら、手前に引きます。
かなり堅いので、少しずつ慎重に行いましょう。

次に、電源ユニットを取り外します。奥側から起こすように
すれば、比較的簡単に取り外せます。

次に電源ユニットを入れ替えます。
まず、新品のユニットと、古いユニットが同じものかどうかを
確認しましょう。
同じものなら袋から出して交換します。

赤丸で囲ったところのねじは、新品の電源ユニットにも
付属していますので、このままねじごと交換します。

ここまで交換したら、あとは外す手順を逆にたどって、
組み立てるだけです。

組み立てたら、電源コードと、キーボード、マウスを
つないで電源を入れてみましょう。
正常に起動するはずです。

起動後は、しばらくして電源が落ちないかどうかもチェック
しておきましょう。

いつまでたってもリンゴマークが出っぱなしの場合は、
ハードディスクの故障も考えられます。
(私の場合はこの症状もありました。電源ユニットの
せいで、ハードディスクがおかしくなることが多いようです)
ハードディスク(3.5inch シリアルATA 1.5Gbps)を交換後、
再インストールすれば、正常に起動します。

ハードディスクがシリアルATAの3.0Gbpsの場合には、そのまま
では認識しないので、ハードディスクのジャンパーピンで、
1.5Gbpsモードに設定してから接続する必要があります。

(c) 最愛のiMacを創る会  最終更新日 : 2009/01/12